粘膜下腫瘍、GIST
粘膜下腫瘍、GISTとは
粘膜下腫瘍とは
粘膜下腫瘍とは粘膜の下(粘膜下層~固有筋層)に発生する腫瘍のことを指します。食道~大腸までどの部位でも発生します。
粘膜下腫瘍は、良性の腫瘍と悪性の腫瘍に分けられます。
GISTとは
消化管間質腫瘍(Gastrointestinal stromal tumor:GIST)は、固有筋層に発生する粘膜下腫瘍の一種です。頻度としては10万人に1〜2人と稀な腫瘍で、本邦においては胃に多い(胃→小腸→大腸、食道の順)と言われています。男女差はなく、中高年に多い傾向があります。
腫瘍は大きくなる過程でタイプが分けられます。
原因
粘膜下腫瘍が発生する原因ははっきりしていません。
GISTに関しては、遺伝子変異が原因と言われていますが、遺伝子変異が起こる理由については不明です。
症状
ほとんどの場合が無症状ですが、腫瘍が大きくなると吐血や下血、出血による貧血を引き起こすことがあります。
診断・検査方法
- 内視鏡検査
- CT検査
- 超音波検査
- 胃-小腸造影検査