切れ痔(裂肛)
切れ痔(裂肛)とは
裂肛とは何らかの理由で肛門が裂けてしまい、傷ができている状態を指します。
分類
硬い便が出た時にできる浅い傷ができる急性裂肛と、長い経過の中で傷が繰り返されて深くなる(肛門潰瘍)ことや、傷の周りに突起物(見張りイボ)や肛門ポリープができて肛門狭窄を引き起こすことがある慢性裂肛に分類されます。
原因
便秘による硬い便や太い便で引き起こされることが多いです。また、軟便・下痢などを繰り返すことで引き起こされることもあります。
症状
排便時あるいは排便後の痛みと出血があります。
診断・検査方法
- 指診
- 肛門鏡を用いた肛門診
治療
まずは保存的治療で症状を軽くする目的で薬を使います。保存的治療が効果なく、潰瘍形成や肛門狭窄など慢性化状態を引き起こしている場合は手術適応となります。
手術方法は、症状や状態に合わせて最善の方法を選んで行います。