ホームに戻る

虚血性大腸炎

虚血性大腸炎とは

虚血性大腸炎とは何らかの原因で突然、または一過性の血流障害が生じて、大腸の粘膜に十分な血液が行き届かなくなる(虚血状態になる)腸炎を指します。

左側大腸(下行結腸~S状結腸)に生じることが多いと言われています。

 


原因

虚血を起こす原因には、血管側の要因糖尿病、高血圧、脂質異常症などに伴う動脈硬化や、脱水による血流低下などの血管側の要因と、便秘や浣腸による腸管内圧の上昇や、蠕動運動の亢進など腸管側の要因があると言われています。

特に、便秘をされている方が引き起こしやすいと言われています。

症状

突然の強い腹痛に続いて下痢が起こり、徐々に血便がみられるようになるのが典型的と言われています。また、左側大腸に生じることが多いので左側優位の腹痛が起こることも特徴的です。

診断・検査方法

  • 触診
  • 内視鏡検査
  • 超音波検査
  • CT検査

 



治療

基本的には、腸管を安静にする食事指導などの保存的治療を行います。

まれにですが、腸管が壊死するなどの重症な状態になることがあります。その場合は手術が必要となります。


ページのトップへ



チクバ外科・胃腸科・肛門科病院
〒710-0142 岡山県倉敷市林2217  
TEL:(086)485-1755 FAX:(086)485-3500
Copyright © Chikuba Hospital. All Rights Reserved.