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肛門機能検査・治療

当院で行っている検査・治療は以下に示すものになります。

 

  • 直腸肛門機能検査
  • 肛門超音波検査
  • 排便造影検査(ディフェコグラフィー)
  • バイオフィードバック療法

直腸肛門機能検査

当院では、直腸肛門機能検査として直腸肛門内圧測定、直腸感覚検査、バルーン排出検査、直腸肛門反射検査を行っています。

直腸肛門内圧測定

内圧測定装置を用いて、肛門管の内圧を測定する検査になります。主に静止圧(力を入れていない時の圧)、随意収縮圧(お尻をギュッと締めた時の圧)、排出圧(便を出そうとする時の圧)を見ています。

主に便失禁の原因に肛門括約筋が関与しているかどうか、関与している場合はどの肛門括約筋が障害されているかの診断を行います。

当院では肛門疾患や直腸癌に対する手術前後の肛門機能の評価にも用いております。

 



直腸感覚検査

直腸バルーンを用いて直腸感覚能・容量・コンプライアンス等を評価する検査になります。

 

  • 初期感覚閾値:膨張するバルーンの変化を初めて知覚する最小の容量
  • 便意発現容量:便意を感じてトイレに行くときの容量
  • 最大耐容量:どのくらい便がためられるか、最大の容量(≦200mL)

 

これらの検査値より、直腸知覚過敏・知覚低下や直腸容量低下・容量過大の評価を行います。

バルーン排出検査

直腸バルーンを用いて、排出能力を評価する検査になります。

バルーンの大きさ(10~50mL)がどのくらいであれば排出できるか確認します。

直腸肛門反射検査

内圧測定装置と直腸バルーンを用いて行う検査になります。

直腸肛門抑制反射が存在するかを確認します。

 


肛門超音波検査

お尻から専用の超音波装置を挿入し、肛門の筋肉や内側の壁の層構造を観察します。

主に肛門括約筋の状態や肛門周囲膿瘍(のうよう)の有無、痔瘻(じろう)の走行像などの評価に用います。

 



排便造影検査(ディフェコグラフィー)

お尻から擬似便(バリウムと小麦粉で作った物)を注入し、擬似便を排出する時の直腸肛門の動きをX線(レントゲン)で確認します。

主に排便時の直腸肛門の動きや形態の変化、直腸瘤の有無を評価します。



バイオフィードバック療法

肛門の筋肉(肛門括約筋)をどう動かせばよいかを自分で理解しつつ訓練する治療法をバイオフィードバック療法と呼びます。

当院では筋電図計を用いてリアルタイムで筋肉の動きを確認しながら評価を行っています。

内容としては、「骨盤底筋障害の検査」と「個別トレーニング」を組み合わせて行います。

 






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チクバ外科・胃腸科・肛門科病院
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