認定看護師
認定看護師とは、日本看護協会認定看護師認定審査に合格し、専門の特化した看護技術と知識を有する看護師です。特定の分野において以下の3つの役割を果たします。
- 個人、家族及び集団に対して、高い臨床推論力と病態判断力に基づき、熟練した看護技術及び知識を用いて水準の高い看護を実践する。（実践）
- 看護実践を通して看護職に対して指導を行う。（指導）
- 看護職に対しコンサルテーションを行う。（相談）
患者さんに水準の高い看護を提供するとともに、看護師をはじめ他の医療スタッフと協働して活動しています。自らが高度な実践者として活躍するとともに、現場に出向いて直接的に指導・相談を行っています。 当院には皮膚・排泄ケア認定看護師とがん薬物療法看護認定看護師の資格を取得した看護師がいます。 それぞれの専門的知識を活かしより良いケアの提供、より一層のやりがいを感じることができます。
皮膚・排泄ケア認定看護師
当院は大腸・肛門病院の専門病院であり、創傷・ストーマ・排泄の看護を必要とする患者さんがたくさんいます。そんな患者さんの役に立ちたいと2014年に皮膚・排泄ケア認定看護師の資格を取得しました。ストーマ外来や褥瘡回診などを通して多くの患者さんと出会い、自分自身が学びの多い時間を過ごさせていただいています。院内組織横断的に、また在宅医療に向けても、根拠に基づいた知識と技術で、創傷・ストーマ・排泄・瘻孔管理・スキンケアについての看護ケアを提供しています。「相手の立場に立った看護」をモットーに、専門病院の看護師としての役割を遂行していきたいと思います。
がん薬物療法看護認定看護師
がん薬物療法による副作用を軽減し、患者さんが日常生活を送りながら治療を継続できるよう、多職種と連携して対応しています。また、患者さんやご家族が納得して治療を受けることができるよう、心理的サポートや意思決定を支援します。安全で確実な投与管理を行うために、薬剤やケアの正しい知識・技術についてスタッフ教育を行い、看護の質の向上を目指しています。
