感染対策委員会

感染対策委員会の紹介

院内感染によって患者さん及び職員が不利益を被ることのないよう、院内感染防止のための対策の検討、院内感染発生時の対応策の策定、職員に対する教育などを行っています。

2020年度においては、新型コロナウイルス感染症のマニュアルを作成。新しい情報を取り入れ定期的にマニュアル改訂を行いながら、予防策の徹底、個人防護具の適切な使用方法の確認と教育を行っています。

メンバーは、ICD(感染対策専門医)を中心に、医師、看護師、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、管理栄養士、事務職員など15名で構成しています。

感染対策ラウンドの実施

定期的に院内をラウンドし、各部署の感染対策状況の確認や問題点のフィードバック、改善策の提案などを行っています。



環境ラウンド風景    

医療関連感染サーベイランスの実施

ICDにより半期に一度、院内感染についての発生分布や原因に関するデータ解析が行われます。その結果に基づき的確な感染対策の実施を委員会で検討し、現場にフィードバックしています。

現在、手術部位感染(SSI)、血流感染(BSI)、尿路感染(UTI)についてのサーベイランスを行っています。

ICT NEWS LETTER の発行 

毎月、感染に関する様々な話題をポスターにして院内に掲示しています。

令和6年度 ICT NEWS LETTER



号数 発行月 内容
第1号 4月 ワクチンアップデートVPD(Vaccine Preventable Disease)を知っていますか?
第2号 5月 麻疹(はしか)感染者数が増加しています!!
第3号 6月 血液培養
第4号 7月 食中毒
第5号 8月 トコジラミ
第6号 9月 子どもの三大夏風邪「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱(プール熱)」に注意!
第7号 10月 防ごうインフルエンザ感染!~あなたにできること~
第8号 11月 マイコプラズマ肺炎が流行しています
第9号 12月 ノロウイルス(感染性胃腸炎)
第10号 1月 2024冬流行する病気
第11号 2月 感染症対策は口元から。ウイルスから体を守る口腔ケア
第12号 3月 手荒れ悪化の原因「バイオフィルム」効果的な消毒のために・・・

研修会

年2回 感染に関する院内研修を行い、必要に応じて外部講師による講演も企画し職員の感染に対する意識向上をはかっています。



内容
令和2年 7月 標準予防策と感染経路別予防策について(感染対策委員会)
令和2年 12月 STOP!!感染拡大(感染対策委員会)
令和3年
7月
洗浄・消毒・滅菌について(感染対策委員会)
令和3年 12月 院内の医療廃棄物の管理について(感染対策委員会)
令和4年 6月 感染レポートの報告の必要性について(感染対策委員会)
令和5年 2月 N95マスクの着脱について(スリーエムジャパン)
令和5年 6月 COVID-19 5類へ 当院の取り組み(感染対策委員会)
令和5年 12月 手洗い・手指消毒について、AMR(薬剤耐性)について(感染対策委員会)
令和6年 6月 帯状疱疹ワクチンについて(グラクソ・スミスクライン株式会社)
令和6年 12月 針刺し事故について(感染対策委員会)


手指衛生の推進

院内感染を予防するためには手指衛生が大変重要です。感染対策委員会では、手洗いおよび速乾性アルコールジェルの使用を推進するため、さまざまな取り組みを行っています。

1.速乾性アルコールジェルの使用量の把握
2.速乾性アルコールジェル携帯ポーチの導入やアロマ入り製品の採用
3.手荒れ防止のため、専用の保湿ローションの使用推進
4.手洗いキャンペーンの実施






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学会発表

日々の活動内容を全国規模の学会で発表するとともに、感染関連の情報を収集するよう努めています。

第32回 日本環境感染学会(平成29年2月24~25日、神戸)で発表
     演題「感染防止対策加算2取得が施設へもたらす効果」
第31回 日本環境感染学会(平成28年2月19~20日、京都)で発表
   演題「ICT介入によるHBワクチン接種率・HBs抗体保有率の変遷」
第30回 日本環境感染学会(平成27年2月20~21日、神戸)で発表
     演題「消毒剤の使用方法に関する意識調査と啓蒙の取り組み」
第26回 日本環境感染学会(平成23年2月18~19日、横浜)で発表
     演題「マスク着用によるインフルエンザ流行期把握の取り組み」



チクバ外科・胃腸科・肛門科病院
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