検査課

臨床検査の紹介

臨床検査では、2名の臨床検査技師で検査を行っています。

小人数ながらフットワーク軽く、臨機応変に対応できるように、常に知識を研鑽し、他部署との連携・情報交換を心がけています。


検査内容は、血液検査、生化学検査、免疫血清検査、尿検査などを中心に輸血検査、呼吸機能検査、尿素呼気試験なども行っています。

至急検査では、患者さんをお待たせしないように、30分報告を目標に日々努力しています。

また、毎日内部で実施する精度管理のほかに外部精度管理にも参加して、精度の高いデータの提供を心がけています。


臨床検査室の機器

TBA-40FR  Accute

血液や尿の化学成分を測定する分析装置

肝機能、腎機能、脂質などの生化学項目を測定します。


AIA-600Ⅱ

全自動エンザイムイムノアッセイ装置

腫瘍マーカー(CEA・CA19-9)、HCVAbを測定しています。



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検査項目の説明



項目名 検査について 検査でわかること
TP ,ALB 血液中のたんぱく質の量です。 体の栄養状態や肝臓の機能を検査します。
ALT(GPT) 肝臓の検査です。 肝臓の病気で高くなります。
γ-GTP 肝臓の検査です。 お酒を飲むと上昇します。
T-BIL,D-BIL 黄疸を表します。 肝障害、胆道系疾患などで上昇します。
ALP 肝臓と骨の検査です。 肝臓、骨の病気で高くなります。
LDH,AST(GOT) 主に肝臓、心臓の検査です。 肝障害、心筋梗塞などで高くなります。
CK 筋肉にある酵素です。 心筋梗塞、筋炎などで上昇します。
BUN,CRE 腎臓の検査です。 腎機能が悪いと変化します。
Na,K,Cl 体液のバランスを見ます。 腎機能が悪いと変化します。
UA(尿酸) 腎臓と痛風の検査です。 値が高いと、痛風が疑われます。
T-CHO(総コレステロール)TG(中性脂肪)HDL-C,LDL-C 血液中の脂質の状態を調べます。 動脈硬化、高脂血症などの診断や経過観察に用います。
血糖,HbA1c 血液中の糖の状態を調べます。 糖尿病の診断やコントロールに使用します。
AMY すい臓の検査です。 すい臓や唾液腺疾患がわかります。
CRP 炎症の有無を見ます。 感染症や膠原病、外傷、悪性腫瘍などの診断や経過観察などに利用されます。

病理検査の紹介

病理検査室は3F手術室に隣接しています。
病理検査室では標本を作製し、病理医により診断がなされています。

病理検査室では、病気の診断や原因の究明を目的とし、手術または内視鏡より採取された臓器・組織を標本にして病理診断・組織診断を行います。

例えば、内視鏡から提出された組織が、単なる炎症性のものか、良性腫瘍、悪性腫瘍なのかが分かります。


作業としては、患者さんから採取された臓器や組織の一部分をホルマリンで固定し、包埋装置により一晩かけアルコール、キシレン、パラフィンに通します。

翌日、包埋された組織をパラフィンでブロックにし、それらを2~3μm(1μmは1mmの1/1000)に薄切しスライドガラスに貼り付けます。

その後、染色、封入し、標本が完成します。出来上がった標本を病理医に提出し、病理医が顕微鏡にて病理診断を行います。

結果を待たれている患者さんに、出来るだけ早く正確に診断をご報告できるよう心がけています。



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チクバ外科・胃腸科・肛門科病院
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