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NST

栄養が大切な理由

「栄養失調」という言葉は今ではあまり耳にしませんが、病院では意外にも約3割の患者

さんが栄養失調に近い状態であると言われています。

 

栄養が不十分では、手術の傷の治癒が遅れたり、褥創ができやすくなったり、免疫力

が低下して肺炎などの感染症が起こりやすくなったりします。

 

病気を早く治すためには栄養を十分に取ることが大切です。

 

栄養サポートチーム(NST)では、患者さんがより良い栄養状態を保ち、病気が早期に

回復するようサポートしています。

 


   

 

NSTの紹介

NSTは医師、管理栄養士、看護師、薬剤師、臨床検査技師、事務職員など幅広

い職種のメンバーが集まって活動しています。



 

 

 
 

メンバーのうち、管理栄養士と薬剤師はNST専門療法士の資格をもち、

スタッフと協力して活動を行っています。

 


NSTの取り組み

  1. 週1回のラウンドおよびカンファレンスで入院患者さんの栄養状態を評価し、栄養不良がみられる場
    合は、それぞれの専門的な立場から最も良い栄養摂取の方法を提案しています。


  2. 術前の栄養管理を積極的に行って、術後の合併症を減らし、早期回復に貢献
    できるよう努めています。


  3. 嚥下障害がある方には、嚥下機能に適した形態の食事を提供するとともに、誤嚥性
    肺炎を予防するための取り組みを行っています。


  4. 職員向けにニュースレターを発行して、栄養に関するニュースを提供しています。


   


NST対象者の抽出方法

現在毎週金曜日にNSTカンファレンスを行い、医師、管理栄養士、薬剤師、看護師、臨床検査技師で介入が必要な患者さんを抽出します。

抽出方法は全入院患者を対象に行い、

 

 
  • 検査値の異常(アルブミン3.5g/dl未満)や、その他栄養状態低下の患者さん
  • 明らかに痩せている患者さん
  • BMIの低値、開腹術前・術後患者さん
  • 食事が取れていない患者さん
  • TPN管理中の患者さん
  • その他NSTスタッフが介入を必要と感じた場合


 

などの症例を抽出し、管理栄養士が作成した栄養管理計画書に基づいて介入していきます。

 


当院で取り扱う栄養補助食品の紹介

1.腸内環境を整えたい時に


腸内環境を改善するビフィズス菌(プロバイオティクス)やそれらのエサになる

水様性食物繊維(プレバイオティクス)を摂取すると腸内環境の改善がよ

り期待できます。腸内環境がよいと便通がよくなるだけでなく免疫力を高

め、胃腸の働きをよくする効果が期待できます。


 

ビフィズス菌末
(プロバイオティクス)

Gfine
(プロバイオティクス+プレバイオティクス)

サンファイバー
(プレバイオティクス)

腸粘膜の栄養源にもなり腸粘膜障害を防止します。

長期絶食後の食事開始前などに使用しています。


 

グルタミンCo


 

2.食事だけでは十分な必要栄養量が満たせない時に


エネルギー補給のみならず、たんぱく質・ビタミン・ミネラルとからだに必要な

栄養素が入っており、サイズも小さく衛生的に食べ切ることができます。

最近は、ドラッグストアや通信販売で取り扱っている為、手軽に購入できます。

 

メイバランス

プロテインゼリー

 
  
  

3.手術前の栄養補給に/手術後の傷の治りを助ける為に


アルギニン(アミノ酸)や亜鉛、糖分をバランスよく含み、術前の空腹やのどの

渇きを減らしたり、術後の創傷治癒を促してくれます。

 
     アルジネードウォーター

新しい商品を導入する時は飲みやすさ、費用、必要性なども含め検討しています。

 


NSTのあゆみ


2008年


   6月 NST発足
        回診と症例検討カンファレンスを開始

 12月 第1回日本静脈経腸栄養学会中国支部学術集会で演題発表
          「当院における大腸癌手術の待機患者に対する術前免疫増強
            経腸栄養の 有用性に関する検討」


2009年


  5月 NSTレターの発行を開始


2010年


  2月 日本静脈軽腸栄養学会NST稼動施設の認定取得


2011年


 10月 NST内に摂食嚥下ワーキングチーム発足

 12月 第4回日本静脈経腸栄養学会中国支部学術集会で演題発表
          「アルギニン添加炭水化物含有飲料水の術前投与に関する有用性の検討」

2012年


   8月 栄養サポートチーム加算算定開始


2013年


 12月 第6回日本静脈経腸栄養学会中国支部学術集会で演題発表
            「ニュースレター発行の取り組みとその評価」


2017年


 2月 第32回日本静脈経腸栄養学会学術集会で演題発表
            「エレンタール®配合内用剤のアドヒアランス向上のための取り組み」


 


 

NSTの最近の話題


NST院内勉強会を開催しました!!

 

2017年7月太陽化学株式会社の方を講師に迎え、「薬剤に頼らない自然な排便コントロールを目指して」、「腸管の栄養素と大腸メンテナンス」の2点について NST院内勉強会を開催しました。
当院でも使用している「サンファイバー(水溶性食物繊維)」について詳しく知ることができ、 下痢や便秘の患者さんも多いため今後の栄養管理に役立てていこうと思います。


 

 
   

第32回日本静脈経腸栄養学会学術集会で発表しました。

 

2017年2月に地元岡山で開催された、日本静脈経腸栄養学会学術集会で、
『エレンタール®配合内用剤のアドヒアランス向上のための取り組み』について発表しました。
NSTとIBD(炎症性腸疾患)チームで協同し、市販の飲料やフルーツ等を使ったエレンタールレシピを考案し、試飲会を行い、より服用しやすい工夫について検討しました。


 
 
 
   

『口腔ケア・嚥下体操』について院内勉強会を開催しました。

 

2016年10月、12月、2017年2月の3回にわたり院内勉強会を開催しました。 講師に岡山市立市民病院 摂食・嚥下障害認定看護師 松本博美先生を迎えて、 摂食嚥下の基礎から食事介助の実践までを行いました。 勉強会の様子です。

 

 
 
 

実際の口腔ケアや嚥下体操の動画からポイントも学ぶ事ができ、 口腔・嚥下状態を良好に保つことがとても大切なことを再確認できる勉強会でした。 今後の業務に活かしていきたいと思います。

 

 


 

NSTレター

NSTレターは年4回発行しています。
平成21年5月から職員向けのニュースレター「NSTレター」を年4回発行しています。
職員への啓蒙活動の他、患者さんや家族の方にも読んで頂けるように全てのNSTレターをファイリングし各病棟の談話室と、外来・内視鏡室の待合に設置しています。
またホームページにもNSTレターのバックナンバーを掲載しています。
その他、IBD(炎症性腸疾患)チームとも連携しコラボレターも発行しています。

 


第33号 経腸栄養剤ってどんなのがあるの?(平成29年5月号)

(↓NSTレターサンプル)
 

 

 




バックナンバー(PDFファイル)


第1号からファイルにまとめて待合室や病棟のデイルームに置いてあります。
ご自由にご覧ください。


 

第32号 血清アルブミンについてもっと知ろう!(平成29年2月号)

第31号 食べ物の胃での停滞時間ご存知ですか?(平成28年11月号)

第30号 マグネシウムで便秘を解消しよう!(平成28年8月号)

第29号 NSTの活動を覗いてみよう(平成28年5月号)

第28号 寒さ対策!体を温める食材(平成28年2月号)

第27号 微量元素・鉄(平成27年11月号)

第26号 微量元素・銅(平成27年8月号)

第25号 微量元素・亜鉛(平成27年5月号)

第24号 がん治療によるお口のトラブル(平成27年2月号)

第23号 プロバイオティクス、プレバイオティクス(平成26年10月号)

第22号 脱水症対策(平成26年8月号)

第21号 胃腸の役割とNST(平成26年5月号)

第20号 脂肪乳剤のQ&A(平成26年2月号)

第19号 栄養状態の評価(平成25年11月号)

第18号 栄養補助食品について(平成25年8月号)

第17号 エレンタールの特性とアレンジレシピ(平成25年5月号)

第16号 とろみ剤について(平成25年3月号)

第15号 エレンタールとエンシュアリキッドの違い(平成24年11月号)

第14号 栄養サポートチーム加算(平成24年8月号)

第13号 唾液のパワー(平成24年6月号)

第12号 口腔ケア(平成24年3月号)

第11号 必要栄養量決定のプロセス(平成23年11月号)

第10号 栄養指導について(平成23年8月号)

第9号 TPNの適応と栄養必要量(平成23年5月号)

第8号 経管栄養のトラブル対策(平成23年2月号)

第7号 嗜好調査の結果報告(平成22年11月号)

第6号 経腸栄養について(平成22年8月号)

第5号 食中毒菌と栄養剤(平成22年5月号)

第4号 メタボリックシンドローム(平成22年2月号)

第3号 イムノニュートリション(平成21年11月号)

第2号 血清アルブミンについて(平成21年8月号)

第1号 3大栄養素とその特徴(平成21年5月号)

 


 

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テキスト ボックス: 勉強会の写真2

摂食・嚥下チームでは、嚥下障害の有無と重症度を判定するために嚥下テストを実施し、嚥下機能に適した形態の食事を提供しています。誤嚥性肺炎の予防のために、口腔ケアの推進にも取り組んでいます。また勉強会を企画、開催し、摂食・嚥下障害および口腔ケアに関するスタッフの知識と技術の向上を積極的にサポートしています。(2012928日)